こんにちは!前回に続きBMWの整備紹介です。
今回はオーバーヒート警告灯が点いたとのことでご入庫いただきました。
まず診断機を繋いでみるとウォーターポンプのエラーが入力されていました!
実はこのエンジンウォーターポンプが通常のベルト駆動とは違い電動のウォーターポンプが装着されています。
電源やモーター本体、原因は色々ありますが点検してみてやはりウォーターポンプ本体の不良と判断しました。
この電動ウォーターポンプ、純正や社外で値段が変わりますが安くても10万弱はする代物でお客様もビックリされていました。。。
しかし直さずに乗ることもできないので修理の承諾をいただきました。
現状でオーバーヒートしてしまっているのでサーモスタットも合わせて交換していきます。(ウォーターポンプを外すときに一緒に外すのでその兼ね合いもあります)
合わせてエンジンオイル、オイルエレメントも心配なので交換しました!
交換はアンダーカバーを外してスタビライザーなど脱着に邪魔なものはずらします。
クーラントを抜いてホース類を抜きます!ホースは今回変えないので傷つけないように気を付けて。
ボルト類が取れたらサーモとポンプが外れます!
新しいウォーターポンプを取付てクーラントを入れます。
電動のウォーターなのでエンジンをかけずにエア抜きが出来ます!便利!
ウォッシャーポンプを回すとリザーブタンクのリターン部分からクーラントと一緒にエアが抜けるのを確認できるのでエアーが抜けたらポンプを止めて、エンジン始動!
暖気して異常がないか確認したら完了です!
オーバーヒートは警告が出たら無理して走らずすぐに停車させてレッカーを呼ぶことがエンジンを壊さない得策です。
エンジンが壊れてしまっては何倍もの修理費がかかってしまいますからね、、、