EK10 マーチスパーターボのエンジンオーバーホール

高速道路走行中にエンジンブローしてしまい入庫しました。

エンジンを降ろして内部をチェックするとピストンとシリンダーが
焼き付いてしまっていました。
シリンダーヘッドは問題なかったので清掃して使えそうです。

問題はガスケットやピストンなどの部品が無く純正では修理が出来ません。

当社はもともとレース事業に携わっておりエンジンの製作がメインでした。
このノウハウを生かして今回も修理していきます。

まずピストンはサイズを測定、マニュアルなどと照らし合わせて
使えそうな他メーカーのピストンを候補にしました。
シリンダーの傷はボーリングで対処しました。
シリンダーヘッドとの面も研磨を行います。
新しいピストンもピン部分を加工してピストンピンに合うようにします。

ヘッドガスケットはガスケット屋さんに作製を依頼しました。
そのほか、インマニやエキマニのガスケットも材料を用意して切り出し、
作製しました。

各部分を調整しながら組み付け、車両へ搭載してエンジン始動、
チェックが終われば慣らし運転へと移行します。

お預かりから半年以上お待たせしてしまいましたが現在はまた快調に走っております。