日産プレジデント H252 エンジン不調
エンジン不調でプレジデントH252を預かりました。
ディーラーさんでは2気筒に圧縮不良があると言われたようですが
実際に測っても大きな差はありません。
色々点検していくとインジェクターが詰まっていることが分かりました。
詰まっているインジェクターのホース内は錆が見えます。
調べてみると社外品でインジェクターの新品が出ました。
お客様にご提案して8本すべて交換させていただきました。
これでエンジン不調は改善されたのですが燃料タンク内の錆がものすごく、
手ですくうと砂の様に錆が溜まっています。
これでは再発するのは時間の問題です。
走行チェックでもカーブなどでガソリンが吸えなくなるタイミングか出て失速します。
更に、インジェクターの交換後、燃料ポンプが逝きました。。。
お客様とは色々相談を重ね、燃料タンクを降ろして錆取り、燃料ポンプの交換も行いました。
プレジの燃料タンクは100L近く入ります。
花咲かGを5本つかって希釈し3日くらい放置しました。
これでほぼ錆を取りきることが出来ました。
合わせて燃料ポンプと燃料フィルターも交換です。
ようやく快調に乗ることが出来ました。
加速も比べ物にならないくらい改善しました。
点検時にプラグも古かったのでNGKイリジウムに交換です。
これですべて改善したのですが一つだけ問題が残りました。
IGオンにしたとき燃料ポンプが20秒ほど回るのですがこの間に
エンジン始動すると不調が起きます。
ポンプリレーがオフになってからエンジン始動すると問題ありません。
また、リレーを外して始動するとエンジン不調は起きません。
燃圧が高い間はすぐ始動できますが数日置いておくと始動不良になります。
これはすぐに原因が分からなかったのでお客様に説明して時間をおいて始動するように説明いたしました。
今後改めて点検できればと思います。